色数を増やさずに濃淡や同トーンで世界観を作り込む事に注力しました。照明も色のひとつとしてプラスしているので、陰影部分にも拘りました。
人の記憶は印象の強さで変わるので、柄や色が目につく方が記憶にのこりやすく、同トーンの空間は心地よくても記憶に残りづらい側面もありますが、色を使わなくても人の記憶に残る空間を・・・というところで、ひとつひとつの個性あるアイテムをこだわって選定しました。
壁紙は陰影が照明によって変わります。白っぽく見えたりピンクっぽくみえたり。因みにちょっとピンクに見えるこの壁紙を選んだ理由はピンクの色の効用である安心感を意識しています。
ニッチ(壁面のポイント)、ソファ、床の見た目の調和(リレーション)を特に意識しました。床材は木の年輪柄です。
造作壁では、凸凹を意識して壁を楽しめるようにしました。
い
凸はオブジェを飾って楽しめるように、凹は間接照明を使って壁全体をオブジェのように。
また、使用する色、個数が少ないからこそ個々の重なりを重要視しました。
受付側からトイレ利用者が見えるよう、また奥行感の演出の為に小窓を設置しました。
部屋毎に壁紙の色、それに合わせてチェアの色も変更しています。
カウンセリングの際に空間も楽しめるように意識しました。
レクリントという職人作業で制作の照明メーカーをチョイス。
受付、廊下で使用しているムラ感が特徴の壁紙をセレクトしました。
インテリアアイテム等がなくても空間が引き立つブラケットタイプのライトを選定しました。
トイレエリアはミラーやフックなどの細かいトイレ小物にも気を遣いました。
ブラケットライトはミラー越しに見えるのでオブジェとなる様なモノを意識して選定しました。
タイルの貼り方や組み合わせも野暮な雰囲気にならぬようスタイリッシュさを意識しました。
全体の世界観を意識して造作した洗面台もポイントです。
2階と1階の繋がりを考慮して内装材を選定しました。
柔らかい雰囲気の壁紙がベースとなっているので手摺部分の色味をあえて締めるカラーをチョイス。
また、手摺は持ちやすさも意識しながらクラフト感ある木製タイプを選定。踊り場のサインの邪魔にならないよう意識して片側だけに設置しました。
カフェ・ダイニングバーについてもインテリアコーディネート・デザインさせていただきました。(以下の画像をタップ・クリックして詳細をご確認ください)