もともと事務所として使用していた場所を、今回商談ルームとしてリニューアルオープンさせたいという事でご相談・ご依頼頂きました。
キャンピングカーを販売・修理している会社様なので、扱うものの価格帯がある程度高額になります。
その場合コーディネートを販売する価格に合わせて最適化すると、その場に来た人たちもその空間になじみやすく商談も進む効果が期待できます。
今回壁紙を全部で6種類程使っております。たくさんの壁紙を使えば使うほど統一感がなくなりそうな感じがしますが、そこをいかに統一感を保ってまとめられるかがポイントでした。
クライアントのご要望「アメリカン・ポップ・アンティーク」テイストを元にMAKOがトレンドを踏まえて提案
商談スペースなのですがテーブルの配置をまずは気をつけました。商談するスペースはテーブルの向きを同じ向きにするのが美しいし正しいという訳ではありません。
商談するところなので、お客様同士の視線が向き合わないように視線の回避を配慮して家具の配置を行っています。
あと商談スペースの家具の数が多いので、このスペース内の家具が大体の部屋のイメージを締めてきます。ヴィンテージっぽい感じだったり、ポップな感じだったりで椅子の生地を2色違うタイプのものを合わせたり、黒い革ベースと黒の木製のタイプの椅子を合わせたり等、全く違う椅子を合わせつつ全体の印象がまとまるように意識しながら家具の選定を行いました。
ちなみに椅子は今回3種類のメーカーのものを合わせています。ベルベット調のオレンジ系統とキャメル系統とベージュ系統の、グレージュ系統はモードエンカーサというメーカーのもので黒の革張りのモノはジャーナルスタンドアップファニチャー、もう一つのものがクラッシュゲートというメーカーのものです。
トイレ内の収納部分を撤去し塞いでしまったのですが、その元収納の部分どうしようか考えました。結果的に洗面化粧台にボックス収納併設タイプのもの取り入れて機能の代替えになるようにしました。
既存で設置してあった洗面所が使いづらい場所にあったので使いやすい場所に移動して入れ込みの部分は見栄えのするスツールを置きディスプレイコーナーという感覚でアーチ型にした空間のご提案をしました。
あとトイレ導線も気にしなくちゃいけないポイントで、トイレに入ってるところを人に見られたりするのが嫌なのでトイレの正面にはキッズスペースの壁の後ろ面がくる様にして見えないよう配慮しました。
収納スペースですが既存のシンクが必要ないとの事で、そこにまとめてお掃除道具やキャンピングカー車両のカタログなどを収納できるようにスクリーンカーテンをつけた収納スペースにしました。
空間の中に収納スペースは、あればあるだけって良いと思われがちですが無駄に作ってしまうと空間の余白面積が少なくなってしまうので必ず使うものに対してどれぐらいの量必要なのかっていうところの収納計画をしっかり考え、また導線も考慮する事が大切になってきます。
今回収納スペースを決める時も、あらかじめお客様が何を何をどれくらい収納するかのヒアリングを実施しました。
キッズスペースのポイントは完全に仕切ってしまうと空間の中で圧迫感が出てきてしまうので適度な間仕切りを用いました。
建物の中央に近いところにキッズスペースが配置されるので壁面に濃い色の壁紙を持ってきてしまうと、無駄に視点を持ってきやすい為、馴染みやすいベージュ系の淡い色の壁紙を選んでいます。
照明配置計画ですが基本はスポットライト等のライトの増減ができるようにダクトレールベースで配置しました。
また装飾性というところでペンダントライトをスペースの中央やテーブルの中央に落ちてくるように配置しました。
照明は商談スペースの方はアートワークスタジオの照明器具を2種類使用しています。キッズスペースはアプロスというメーカーのものを使用しています。
今回の案件では壁紙の種類を多めに扱っている上にメインの家具色をミックスしたり一見雑多な印象に感じられるようなところでも、しっかりコンセプトに基づいてコーディネートしたので結果的にスッキリと上質な空間でまとめることができました。
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