“壁紙選び”でここまで変わる、宿泊施設リノベーション成功のポイントとは?
民泊や簡易宿所の開業を検討する中で、「内装をどう整えるか?」は最初の壁です。
特に築古物件を活用する場合、設備や構造に大きく手を加えられないケースが多い中、「壁紙(壁材)」の選定は最も手軽かつ効果的な空間演出手段となります。
今回ご紹介するのは、築57年の古民家をリノベーションして民泊空間に生まれ変わらせた実例です。
予算を抑えつつ「和」と「モダン」が共存する空間をつくるために選ばれた壁材の戦略に注目してみましょう。
リノベ前の空間は、古民家特有の重厚感はあるものの、使い勝手が悪く、暗くて閉塞感がありました。
リノベ後は、構造は極力活かしつつ、壁紙の選定で空間全体が一気に現代的かつ洗練された印象に。
壁紙選びで最も重要なのは、「既存の建物に馴染むかどうか」。
ベース(柱・床・窓・建具)との調和がとれていないと、壁紙だけが浮いてしまい、ちぐはぐな印象に。
「シンプル=何でもいい」ではありません。
上質さを感じさせる素材感や色味が、空間全体をモダンに見せてくれます。
宿泊施設では、空間ごとの雰囲気の変化が大切。
壁紙で空間の用途・雰囲気を分けることで、宿泊者の記憶に残る演出が可能になります。
空間 | 使用壁紙 | 狙い |
---|---|---|
トイレ壁 | RE55092 | 和風の中にもモダンな柄で、清潔感+デザイン性を |
階段壁 | RH9066 | 落ち着きのある色調で、移動中も違和感のない視覚体験 |
2階壁 | RE55002 | 自然の風合いを感じる、プライベート空間としての柔らかさを |
→ SNSやOTA(Airbnb・Booking.com)掲載で差がつく
→ 解体不要で低コスト/DIYも可能
→ 家具に頼らなくても“今っぽく”見せられる
空間 | 使用 | 狙い |
---|---|---|
リビング | RH9098 × 床材PM-22178 | コンクリ風で和モダンに |
トイレ | RE55092 | 凛とした空間に |
階段 | RH9066 | 自然なグラデーション |
2階居室 | RE55002 × 凛No.305 | 組み合わせで明るさ確保 |
窓まわり | ロールスクリーン/遮光カーテン | 使い分けて光を演出 |
壁紙や壁材は、「ただの背景」ではありません。
宿泊者にとっては、滞在中ずっと視界に入る空間の“顔”です。
築古物件だからこそ、“活かす前提”で素材を選び、自然に馴染む壁紙を使うことで、記憶に残る宿づくりが可能になります。
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