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コラム〈モデルハウスのインテリアコーディネート〉

Column -interior coordinating of model house-

お部屋をモデルルーム・モデルハウスのように見せるには?コーディネートの5つのヒント

「モデルルームみたいなインテリアの部屋に住みたい」「部屋をモデルハウスみたいに整えたいけど、どうしたらいいの?」インテリア雑誌やマンションのモデルルーム写真等を見て、こんな風に思っている人も多いはず。

でも「どうせプロのインテリアコーディネーターが作っているんだから、自分にはムリ」と諦めていませんか?

ちょっとしたポイントを抑えれば、インテリアの専門知識が無くてもモデルルームやモデルハウスのようなお部屋を作ることはできるんです。

今回はモデルルームのようなお部屋を作るためのコーディネートの5つのヒントをご紹介していきます。

お部屋をモデルルーム・モデルハウスのように見せるには?コーディネートの5つのヒント〈当ページの目次〉

目線を考えたインテリアレイアウト

「モデルルーム・モデルハウスのようなインテリアコーディネート」というと、「部屋が広くないから、絶対ムリ!」と思ってしまう人もいるかもしれませんね。

でも実は、「モデルルーム=面積が広い」とは限らないんです。

ではなんでモデルハウス・モデルルームは広く見えるんでしょうか?それは、見る人の「目線」を意識しているから。

私達人間の目は、意外と「実際の広さ」より「広く感じられること」に引っ張られているんですよ。まずは「スッキリ・広々」と感じられるインテリアコーディネートのレイアウトを考えていきましょう。

部屋はなるべく「区切らない」

リビングと書斎、ダイニングとリビング…お部屋の「区切り」となる場所を襖等でいつも区切っていませんか?

モデルルームやモデルハウスのような「広さ」を感じさせるには、なるべく部屋やコーナー同士の区切り(仕切り)を作らないことが大切。

どうしても必要な時には、目線より低い棚やソファ等で「区切り」を作ってみるのも手です。

この他、向こう側が見えるタイプのガラス製・スケルトンタイプのパーティションを使うのもおすすめ。

また折りたたみ式のパーティションやカーテンを使うことで、「必要な時だけ仕切る」という方法を取るのも良いでしょう。

目線を遮る「部屋・コーナーの区切り」を意識させないようにすれば、お部屋の面積は実際以上に広く感じられます。

背の高い家具は「ドア側」に置く

ドアから部屋に入った時、正面(突き当り側)の壁に背の高い家具が置かれていると部屋の圧迫感が強くなります。

人間の立て居る時の視線の高さは、平均約1,500mm。つまり1メートル50センチということですね。

これよりも背の高い家具があると「目に飛び込む」=「圧迫される」=「狭い」という印象を与えやすいんです。

背の高い家具は、遠近法を利用して、手前に高いものから低いものと順番に設置していくと、スッキリと広く感じます。

テーブルを壁につけてみる

人間の目は部屋の広さを「床面の空き」で感じ取っています。部屋の中央部や家具との間に床面が多く見えていると「広い、ゆとりがある」と感じられるわけですね。

「部屋が狭いから、床がほとんど出ていないかも」という人にオススメなのが、ダイニングテーブルやデスクを壁側にピッタリと付けるレイアウト。

部屋の中央部にテーブルを置くよりも床面積が広く開けられ、空間にゆとりが生まれます。

目線の先に「鏡」を置いてみる

狭い部屋を広く感じさせてくれるのが「鏡」の存在。特に部屋に入った時の正面側に鏡があると、人間の目は「その先に更に空間が続いている」と錯覚して部屋を広く感じます。

モデルルームのように「作り付けの鏡」を置くのは難しいかもしれませんが…体全体が映るような「姿見」を置くだけでも、部屋のヌケ感・開放感が生まれますよ。

全体鏡も置けない場合は、チェストの上に鏡を置いて見るのもお勧めです。

インテリアの色数を減らしてみる

モデルルームのようなスッキリとしたインテリアにするには、インテリアのカラー配色も大切。インテリアの場合、最も広い部分を取るベースカラーが70~75%、アソートカラーが20%、お部屋のポイントとなるアクセントカラーが5%程度がスッキリと見えるバランスとされています。

インテリアコーディネーターが作るモデルルームやモデルハウスでは、アソートカラーに2色以上、ポイントカラーに2~3色を使うこともありますが…

たくさんの色を使ってもゴチャゴチャとした印象にならないのは、カラーコーディネートの専門知識があるため。「これからインテリア作りに挑戦する」という方は、ベースカラー・アソートカラー・ポイントカラーそれぞれ一色ずつ、つまりお部屋に使われる色を「3色まで」にまとめるところからスタートしてみましょう。

「ベースカラーが白、アソートカラーが淡いグレー、ポイントカラーに水色」といった具合ですね。「カラー選びが難しい」という時には、なるべく同系色のものを選ぶのがコツ。例えば「ラグが淡いグレー、ソファが少し濃いグレー」というように色のグラデーションを作れば、お部屋にまとまりが生まれます。

そして、テーブルをブラックで締めたり、ホワイトにして抜け感を出してみたりすると良いです。

「出ているモノ」を減らす収納を

「どうしてモデルルームやモデルハウスって、小物類等も置いてあるのにスッキリして見えるの?」確かにモデルルームやモデルハウスって「家具以外に何も無い」というわけではありませんよね。

なのにゴチャゴチャしていない…これは、「外に出ているモノ」の数を極力減らしてあるからなんです。

ちなみに「何もない」と思われるホテルの場合、家具や小物の点数は一部屋あたり100個程度。モデルルームの場合にはもう少し増えますが、それでも200点以下に抑えられていることが多いです。

ところが一般的なおうちの場合、外に出ている(見える)モノの点数はなんと平均5,000個~6,000個!モノの数の多さが生活感を上げている、と言っても良いでしょう。

まずは「飾ること」より「出ているモノをしまう」ことが、モデルルームのように見せる重要ポイントなんです。

ゴチャゴチャするものは「ひとまとめ」で目隠し

雑誌、子供のおもちゃ…よく手にするもの、頻繁に出すものについてはなかなか「引き出しにキチっとしまう」というのが難しいところ。

よく使うものについては「ボックス」や「フタ付きバスケット」等を使って、ポイッと手軽にしまえるようにしておきましょう。

「どうしても出しておきたい」ものには統一感を

キッチンの調味料類、洗面所のボトル類等は、なかなか「完全にしまう」のが難しいところ。ボトル等のフォルムや色が違うとゴチャゴチャになりやすいので、「同じデザイン・同じフォルム」のものに詰め替えてみましょう。

デザインに統一感が出ることで、モノが出ていてもスッキリとした印象が生まれます。

パッケージや本の背表紙が見えないように

「きちんとしまっている筈なのに、なんだかスッキリしない」その理由はもしかしたら、パッケージデザインが外から見えてしまっているせいかも。

本やマンガの背表紙やゲームのパッケージといった「文字情報の多いモノ」は、いくらキレイに並べていても生活感を感じさせてしまいがちなんです。

壁面収納でスッキリと

「モノが多くて…」という人の場合、壁の一面を壁面収納にしてしまうのも手。

天井から床まである壁面型収納であれば、凹凸感が無くスッキリとした印象を生み出すことができます。

ただ壁面収納も目線が高い家具ですから、ドアの正面といった箇所に置くのはNG。

収納家具の色味は白・薄い木目等淡い色にすると圧迫感が減ります。

エレメンツの「素材感」を意識して

「モデルルームのようにしたくて部屋を白で統一したら、なんだか病院みたいになってしまった」「収納を頑張ってみても、どうしても生活感が取れない…」モデルルームのようなインテリアコーディネートを目指している方からは、時々こんな声も聞かれます。

これはもしかしたら、「素材」の印象が目指すお部屋のイメージと違っているのかもしれません。

ホテルやモデルルームのようなお部屋では、出ているモノの数が少なく、カラー配色もシンプルにまとめている分、家具や小物類の「素材(マテリアル)」の印象が強く出ます。

「スッキリとしているけれど、殺風景ではない」「チープではない」という印象にするためには、素材選びに気を使うことが大切なんです。

「優しさ」を感じさせる素材

「スッキリとはしているけれど冷たくない」モデルルームやリゾートホテルのお部屋にこんな印象を覚えるのは、家具やファブリック類に温かみのある素材が使われているためです。

・無垢素材
・ラタン(籐)
・リネン(麻)
・ウール(羊毛) 等

「スタイリッシュさ」を感じさせる素材

都会的でクールな印象をあたえるならば、以下のような素材感に着目してみましょう。

・鉄(アイアン)
・ステンレス
・大理石
・皮革
・シルク
・ガラス 等

同じ「白のベッドカバー」でも、リネンでざっくりと織られたカバーとシルクのツルリとした質感では、与える印象が大きく変わってきます。

最近ではオンラインでも様々な家具やインテリア小物が購入できるようになりましたが、できれば「実物」の質感を確認しておきたいところ。

またカーテン・ラグ等で「実物の確認がどうしても難しい」という場合には、素材見本等を確認させてもらえる店舗を選ぶのも手です。

また上記でご紹介した「収納」でも、収納する小物や家具の素材感は大切!プラスチック(ポリプロピレン等)で出来た収納ボックス等は安価で手に入れやすい収納グッズですが、プラスチック製品が外に出ていると印象がかなりチープになり、生活感が出やすくなります。

ナチュラル感を出すなら木製・籐製、スタイリッシュ感やクールさを演出するならアルミやステンレス等、収納グッズの素材にも気を配ってみましょう。

間接照明を加える

一般的なお部屋とモデルルーム・モデルハウスの違い…

その大きな差となるのが「照明」の存在です。

「リビングの灯りが天井にある蛍光灯・LEDのシーリング照明だけ」という状態だと、スッキリと整えた部屋が殺風景に見えてしまいがち。

照明をうまく使って、お部屋の色味・陰影の演出をしてみましょう。

フロアスタンド・テーブルスタンドを夜はメインに

床に置いて使えるフロアスタンドであれば、照明器具の設置の制限も無く、賃貸物件等でも気軽に取り入れられますね。

照明量が調節できるフロアスタンド+テーブルスタンドを組み合わせれば、天井の照明を使わず、夜の照明のメインをこれらの間接照明に任せることもできます。

レール型の照明は様々な使い方が

「これからシーリング照明を取り付ける」という時には、灯りの向きや角度が調節できるレール型のものもおすすめ。

レールにスポット照明を複数取り付ければ、メインの照明として雰囲気を出すだけでなく、部屋の奥側にスポットを向けて関節照明風に使用することもできます。

ペンダントライトでお部屋にアクセントを

天井から吊り下げるタイプの「ペンダントライト」は、インテリアの印象を大きく変えてくれるポイント。

シーリングライトのように部屋全体を照らすのではなく明暗がつけやすいため、「リビング」といったコーナー作りにも役立ちます。またデザイン性の高いペンダントはインテリアのアクセントにもなり、部屋全体の印象を引き締めてくれる存在です。

ただペンダントライトは天井が低いお部屋の場合、目線を遮って圧迫感を生んだり、動線の邪魔となってしまうことも。

頭をぶつけてしまうなんてことはよくあります。特に海外製品の場合、ペンダントのサイズが大きい・チェーンが長いということがありますので、購入の際にはコードの長さやサイズ感をよくチェックするようにしましょう。

購入店によっては、コードカットをしてくれる場所もありますので、そういうサービスを利用してみるのも手です。

おわりに

「モデルルームのようなコーディネート」のヒントはいかがでしたか?同じ広さのお部屋でも、モデルルームのようなスッキリ感を意識したお部屋は広々と快適に見えるもの。

早速今日から収納やレイアウトを見直して、快適なお部屋作りをスタートしてみましょう。


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